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中国資本による「日本の地方リゾート買収」について調査した(写真:DAR Pictures/PIXTA)
中国人に買い占められる山梨県・石和温泉地帯の取材の先に、日本全国でリゾート・温泉地帯を買いあさる中国人の姿が見えてきた。
本記事は『ニッポン華僑100万人時代』より一部抜粋・再編集。日本のリゾート地の最前線の舞台裏を調査報道・データを駆使し日経記者が迫る。
※登場する取材協力者の肩書や年齢は取材当時のものです。
中国語が飛び交う、石和温泉の今
人口減少で衰退する日本の地方リゾートで今、中国資本の影響力が着実に増している。見た目には分かりにくい、浸透するチャイナパワーの実態とは。地方で何が起きているのか。取材班は、有力な情報が入った山梨へと向かった。
東京都心から特急電車で2時間弱。平日の夕暮れ時、山梨県笛吹(ふえふき)市にある石和(いさわ)温泉の街中を歩くと、すれ違う観光客から、多くの中国語が聞こえてきた。観光バスがそこかしこに停まり、乗降客の大半は中国人。そこに日本人の姿は見られない。
午後6時を過ぎ、ちょうどチェックインを終えたばかりなのだろう。ホテルが集まる辺りのコンビニエンスストアからは、買い物を終えた多くの中国人らが買い物袋を下げ、また周辺のホテルに戻っていく。それらのホテルはいずれも、中国人オーナーが経営する施設だが、外観からは想像も付かない。
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