
子ども食堂の「政治利用」をめぐってたびたび炎上が起こっている。
政治家が経済格差の深刻化を食い止めようとする民間の取り組みをまるで他人事のように称揚している点が逆鱗に触れたのだ。次期政権がどうなるかはまだ不透明だが、子ども食堂に関しては慎重な姿勢が求められるだろう。
自民党総裁選候補、子ども食堂でケーキ食べ炎上
直近で最も炎上したのは、自民党総裁選の候補だった茂木敏充前幹事長が9月21日に都内の子ども食堂を視察した際、自身がちょうど70歳を迎えることから誕生日のケーキでお祝いしてもらう場面があり、それがニュースとして報じられたことである。
SNS上では「子ども食堂でケーキを食う政治家って完全にネジが外れている」「なぜ手伝う側ではなく、食べる側なのか」「子ども食堂をやめたくなりました」等々、失政の産物ともいえる部分がある子ども食堂を政治アピールに使うその無神経さに批判が殺到した。
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