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合同軍事演習をやった中国とロシアに吹くすき間風。軍事協力を誇示するが同盟関係と言えない理由

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  • 小原 凡司 笹川平和財団上席フェロー

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今年の中ロの合同演習では潜水艦救難訓練など潜水艦運用での協力も目立った (SPUTNIK/時事通信フォト)

中国国防部は7月30日、「中ロ海軍は8月上旬、ロシアのウラジオストク近海で『海上聯合2025』合同演習を実施する」と発表した。ロシア海軍太平洋艦隊も同日、8月1日から5日の間、中ロ海軍合同演習を実施すると発表している。

中国人民解放軍の機関紙である『解放軍報』は、今回の演習のテーマは「戦略的海上輸送路の安全の共同維持」、「西太平洋における安全保障上の脅威への共同対処」であるとし、西太平洋における米海軍の行動を牽制している。

この演習には、中国側から、052D型駆逐艦「134紹興」(東部戦区海軍)および「118烏魯木斉」(北部戦区海軍)、903型総合補給艦「886千島湖」、927型潜水艦救難艦「841西湖」、固定翼機、艦載ヘリコプター、海兵隊員が参加している。ロシア側参加兵力は、駆逐艦「564アドミラル・トリビュート」、コルベット「335グロムキ」、潜水艦救難艦「イゴリ・ベロウソフ」および固定翼機、艦載ヘリコプター、海兵隊員である。

ロシア潜水艦を中国が救難する訓練も

中ロ双方の参加兵力は同等であるが、それぞれの戦闘艦艇は2隻であり、比較的小規模な演習であることが理解できる。一方で、双方の潜水艦救難艦の参加は注目される。中ロ海軍が、潜水艦運用に係る協力を深化させようとする意図が見えるからである。

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