東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

【インドで生産・販売するバイオ燃料車とBEV】スズキの次世代バイク「e-アクセス」と「ジクサーSF250 FFV」日本投入の実現性

15分で読める
2/7 PAGES
3/7 PAGES
4/7 PAGES
5/7 PAGES
6/7 PAGES
7/7 PAGES

このように、今回紹介した2モデルは、まずは増大するインド市場に着目した次世代戦略車だといえる。ただし、e-アクセスについて、スズキは「具体的には決まっていないものの、インド以外の各国にも順次輸出を開始する予定」と発表。日本にも導入する可能性のあるモデルだといえよう。一方、ジクサーSF250 FFVは、日本の場合、バイオエタノール燃料を供給する拠点の整備があまり進んでいないのが現状。インドのように、既存のガソリンスタンドなどで供給できるようにならない限り、導入は難しいといえる。

モータースポーツでも新燃料を活用

8月1~3日に鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM世界耐久選手権"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」の参戦マシン「2025 チームスズキCNチャレンジGSX-R1000R」(写真:スズキ)

ちなみにスズキでは、バイク関連の一大イベント「鈴鹿8時間耐久ロードレース」に、2024年から「チームスズキCNチャレンジ」として参戦している。通称「鈴鹿8耐」と呼ばれるこのレースは、例年、真夏の鈴鹿サーキット(三重県)を舞台に、灼熱のなか8時間もの長丁場を戦う過酷な耐久レースだ。40年以上の歴史を誇り、毎年多くのバイクファンが集結。バイクファンの間では「真夏の祭典」として定着しているイベントだ。

そんな鈴鹿8耐に参戦するチームスズキCNチャレンジ。スズキの社員で構成するこのチームでは、スズキの1000cc・フルカウルスポーツ「GSX-R1000R」をベースに、CN(カーボンニュートラル)燃料で走るマシンを開発して参戦していることが特徴だ。2024年大会では、40%バイオ由来燃料を使用し、総合8位を獲得。2025年も8月1~3日に鈴鹿サーキットで開催される第46回大会に出場予定で、今季は100%サステナブル燃料を使用する予定だ。また、タイヤやオイル、外装パーツなど、ほかのパーツなどにもさまざまなサステナブル・アイテムを採用。これらを真夏の8時間というきびしい条件下で実走行させることで、環境性能技術の開発を加速させることを目指すという。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

バイオエタノール燃料に限らず、こうしたCN燃料も、供給拠点などインフラの問題もあるため、もし実用化するにしても、まだまだ先の話になるだろう。ただし、個人的には、次世代モビリティがBEV一辺倒になるよりも、国や地域の実情などに応じ、できるだけ多くの選択肢があるほうがいいと思う。そのほうが、結果的に我々ユーザーにとっても、より手が届きやすい価格となったり、より使いやすく、実用性も高いものを享受できるのではないかと思う。

いずれにしろ、嗜好性も強い2輪車のジャンルで、今後どのような次世代バイクが出てきて、普及するのかが興味深い。環境に考慮するのは当然だが、できれば走りも楽しく、実用性も高く、価格もリーズナブル。近い将来、そんな未来のバイクが登場することに期待したい。

【写真を見る】【インドで生産・販売するバイオ燃料車とBEV】スズキの次世代バイク「e-アクセス」と「ジクサーSF250 FFV」日本投入の実現性(30枚)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象