大宮は鉄道の街だ。近代化以降、東京・上野から大宮を経て高崎方面に鉄道が開業し、のちに東北本線が建設される際、大宮付近で東北方面への線路が分岐することになり、ここが鉄道の結節点として発展することになった。
“鉄道の街”として認知度が高まってきた
明治中期には日本鉄道の工場が創設され、それはのちに国鉄の大宮工場に、そして現在はJR東日本の大宮総合車両センターとなっている。
JRへの民営化後、2007年には、JR東日本の企業博物館でもある鉄道博物館も大宮に開館。それ以降、大宮の“鉄道の街”としての認知度は一層高まってきた。

1989年の大宮駅付近の空撮写真を見ると、画面中央に続いている新幹線の高架線路の上方に広がっているのは、国鉄時代の操車場。
1987年の国鉄分割民営化後、この場所では「さいたま新都心」の再開発が始まり、京浜東北線のさいたま新都心駅や“さいたまスーパーアリーナ”、国の機関や広場などが整備された。

一方、こちらは大宮駅から北方向に伸びる線路を捉えた1989年の空撮写真。駅付近のビル街の先の、線路下方の大きな屋根の建物は、現在の大宮総合車両センターだ。
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