除湿器には「夏向き」と「冬向き」がある!知らないと怖い”除湿器”の選び方をプロが解説!夏に「冬向き」を買うと≪室温が上昇≫することも…

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乾燥性能に関しては、衣類の隙間を抜けていくため、上部に位置する衣類が特に早く乾く。3製品を比較した中では、少量の洗濯物であれば乾燥スピードにおいて最も優れていた。送風範囲がやや狭いため、洗濯物は2人分程度が最適な量といえる。

なお、本機にはシャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスター7000」が搭載されており、衣類の消臭効果が期待できるとのこと。部屋全体や周囲のニオイに明確な変化は感じなかったが、風が直接当たった衣類については、特に加齢臭などのしつこいニオイが軽減されたと実感できた。

アイリスオーヤマの実力は…?

今回使った中で一番背が高い。サーキュレーターが除湿機の上にドンと乗っているタイプ(筆者撮影)

アイリスオーヤマの「サーキュレーター衣類乾燥除湿機(IJDI50-WH)」は、除湿機の上部にサーキュレーターが直結した構造を採用しており、吹き出す風が強力である。左右の首振り機能を搭載し、約50度・約70度・約90度の3段階から選択可能となっているのも便利だ。上下方向の自動首振り機能は搭載されていないが、手動により最大90度まで角度調整が可能である。

洗濯物が強風ではためいている(筆者撮影)

本体サイズは幅約28.7cm、奥行約23.4cm、高さ約64cmであり、シャープのようなコンパクトモデルに比べて背が高いため、洗濯物の真下に置いて送風するよりも、少し距離を取って風を当てる使い方が適している。

サーキュレーターの風力が強いため、離れた場所からでも十分に風が届き、洗濯物の中央付近に風が当たるようにすれば、全体が効率よく乾く。

横方向に広く洗濯物を干すケースにも向いており、家族分の衣類乾燥にも対応しやすい。

また、本機は衣類乾燥だけでなく、押し入れやクローゼットの湿気対策にも活用できる。広範囲に風を送れるため、30分程度送風するだけでも、内部の湿気をしっかりと飛ばすことができる。

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