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「40歳って、すごいなぁ」「疲れやすくなった」綾瀬はるかの≪四十路を迎えた心境≫と“堂々とゴロゴロする”生き方【独自インタビュー】

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――まさに、今を生きるリアルな女性像ですね。

「ひとでしにたい」より。(写真提供:NHK)

脚本とプロットを読んで、「これは新しい“独身女性像”かもしれない」と感じました。鳴海のように、等身大で奮闘する女性を演じてみたいと、自然に思えたんです。どこか、自分にも重なる気がしました。

「人はいつか死ぬ」――気づきが教えてくれた、“今を生きる”ということ

――年齢を重ねることで、人生や「死生観」に対する意識は変わってきましたか?

特に35歳を過ぎた頃から、「本当にいつか死ぬんだな」と、ふと実感する瞬間が増えてきました。若い頃は「可能性は無限大」と信じていたけれど、年齢とともに「これはもう無理かもしれない」とか、「この先に何があるんだろう」と考えることも増えました。

きっかけは、身近な人の死です。20代のときに大切な人を亡くして、現実を突きつけられたような感覚がありました。その出来事が、自分の人生の見え方を大きく変えてくれたと思います。

――そうした感覚は、今回演じた鳴海というキャラクターにも重なった部分がありましたか?

「ひとでしにたい」より。(写真提供:NHK)

鳴海は、「一人でいること」をポジティブに楽しんでいる人。推し活をしたり、猫と暮らしたり、好きなものに囲まれて、自分らしく生きている姿がとても魅力的で、自然体で素敵だなと感じました。

「一人で生きることって、そんなに悪いことかな」というセリフも、彼女が無理せずに、自分の心に正直に生きているからこそ出てくる言葉なんですよね。私も撮影中、「もし自分も鳴海のように生きていたら、自然とこんな言葉が出てくるのかもしれないな」と思いながら演じていました。

「堂々とゴロゴロしていいんだ」―“今を生きる”という気づき

――作品のテーマやキャラクターは、今のご自身の世代や時代背景とも重なる部分が多いと思います。演じたことで、日常に変化はありましたか?

(撮影:長田慶)

周りを見ると、同級生が子育てをしていたり、家を買ったり、それぞれの人生を進んでいて……ふと、「私って、休日にNetflixを観ながらゴロゴロしていていいのかな?」と不安になることもあったんです。

でも、この作品に出会って、「今の自分を大切にして、その時間を楽しめばいいんだ」と思えるようになりました。だから今では、「堂々とゴロゴロしてます!」って、自信を持って言えるようになりました(笑)。

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