Androidの特権、Google Geminiの便利な連携ワザを紹介。スマホで最新の生成AIを使いこなそう
Pixel 9シリーズに合わせて2024年8月に発表されたGemini Liveは、当初、有料サービスの「Google One AI Premium」のユーザーに限定公開されていた。9月には、これを無料にし、翌10月には日本語にも対応した。登場から約1カ月で料金が不要になり、2カ月後には日本で利用が可能になった格好だ。
また、2025年1月の「Galaxy S25」シリーズの発表に合わせて、音声だけでなく、画像やファイルの認識にも対応。複数の形式のソースを読み解ける「マルチモーダル化」を果たした。さらに、3月にはリアルタイムで画面やカメラを通じた映像を認識しながら会話する「画面共有」と「ライブ動画ストリーム」に対応している。

この2つも、当初はGoogle One AI PremiumやGalaxy S25シリーズ、Pixel 9シリーズのユーザーに限定されていたが、5月には早々に無料化している。
数カ月単位で新機能を追加したり、対象となるユーザーを拡大してきたりしているというわけだ。
あまりにアップデートが頻繁なので情報がすぐに古くなってしまうが、現時点では、すべてのユーザーが画面共有やライブ動画ストリームまで利用できる。
Gemini Liveのライブ動画ストリームを使うと、さまざまなことをGeminiに助けてもらえる。
例えば、操作方法がわからない洗濯機のような家電を映しながらその方法をたずねたり、冷蔵庫の中の食材を見せながら作れる料理を提案してもらったりといったことが可能になる。
筆者の場合、カメラのストロボを見せて、設定の手助けをしてもらえた。
画面共有も、同様の使い方ができる。これを有効にしたまま、ニュースを読んでいくと、Geminiもそれを認識しているため、「要約して」などと言えば、内容を簡単にまとめてくれる。スマホの設定方法を聞き、指示を確認しながら操作するといったこともできた。映像を認識できるようになり、AIアシスタントとしての用途がさらに広がった印象を受ける。
Gemini Liveの呼び出し方は次のとおり。電源キーの長押しでGeminiを呼び出したあと、入力欄の一番右にあるGemini Liveボタンをタップするだけだ。ライブ動画ストリームや画面共有は、画面下のボタンから呼び出せる。操作方法は簡単、かつ無料で使えるので、Androidユーザーはぜひ試してみることをお勧めしたい。
スケジュール登録やメッセージ送信、メモなどもお手の物
1月に登場したGalaxy S25シリーズに合わせ、Geminiはアプリ連携にも対応した。サムスン電子やシャオミなど、一部メーカーの端末ではメーカーの独自アプリもGeminiから呼び出すことができる。単にアプリが起動するのではなく、複数のアプリを連携して使えるのがこの機能の特徴だ。
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