【水原一平氏ついに収監】賠償金26億円返済の行方「一生かけても払いきれる額ではない」一方で巨額の返済が”免除”の可能性も
同書の出版企画を担当したのは、著名人の出版権の仲介で実績がある、大物弁護士のロバート・バーネット氏だ。
そこまでいかなくても、水原氏がアメリカで手記を上梓すれば、数億円の収入は夢ではないだろう。映像化されれば、さらなる上積みも期待できる。著書の宣伝も兼ねた講演で稼ぐ手もある。
ただそれでも、有力政治家でもセレブでもない水原氏が26億円稼ぐのは、並大抵なことではない。現実的には「たいていの人が一生かけて得られる額を超えている」(ホルコム判事)のだ。
返済金回収停止の可能性も
返済に関しては別の見方もある。水原氏はアメリカで刑に服した後、日本に強制送還される見通しだ。その場合、米裁判所の判決に基づく返済義務は失効する可能性がある。
「米連邦検察マニュアル」には、「(弁償金などの)回収の停止事由には債務者(被告人・受刑者)の送還が含まれる」とあり、水原氏がアメリカを後にした時点で、返済義務はなくなると読み取れる。
ホルコム判事も量刑言い渡しの際、「水原氏が全額を返済できることを望む」としながら、「どうなるかは見てみなければわからない」と語っている。
米国法に基づく限り、水原氏は大谷選手に対し、裁判所に命令された額の一部を返済するだけで、後はおとがめなしとなる可能性が高い。
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