東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #さらば!グローバル資本主義

森永卓郎さん(享年67)の遺言「東京で大震災が起きたら"終戦直後"のように…。都心の防災は、本当に大丈夫なのか」

4分で読める
  • 森永 卓郎 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
2/3 PAGES
3/3 PAGES

また、トカイナカは「食料」や「物資」とあわせて、「電力」も困りません。

私は畑仕事とともに、自宅の屋上にソーラーパネルを貼って、どれだけの電力が稼げるか、社会実験をしたのです。

自宅の屋上にソーラーパネルを貼って、どれだけの電力が稼げるか。これもほぼ再生可能エネルギーで自給できる、という確証を得ることができました。

日本ではまだ屋根の利用は1割にすぎないといわれています。つまり、9割の屋根は開いているのです。

大雑把にいえば、15畳ほどの広さの屋根に太陽光パネルを設置すれば、普通の家族構成なら約1年分の電力消費量に相当します。

太陽光は夜間と冬場は発電量が落ちますから、そのときは電力会社から電気を買わないといけません。

けれど、蓄電池が用意できれば、それも大幅に減少します。規模にもよりますが、マンションは住民理事会で可決して屋上にパネルを設置したりしますが、そこで生まれる電力を全住民で分けたとしても住民全員の必要な電力には遠く及びません

だから、太陽光パネルを設置したとしても、多くの電力を電力会社から購入することになってしまうのです。

「生き延びるためのトカイナカ」は災害時にこそ可視化

「食料」では、多くの自宅や畑に食料をそなえているし、「電力」では災害時の電力確保にも大きな威力を発揮し、原油価格が上昇しても家計に影響が及ばない。トカイナカエリアの一軒家に住めば太陽光発電の恩恵を被ることができます。

今後の疲弊する日本において、「生き延びるためのトカイナカ」は、災害時にこそ可視化されるのではないか。

私はそう確信しているのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象