【カリスマ塾講師が伝授】成績上位の小6女子が、頻発していた「計算ミス」を改善して第一志望への合格を叶えた方法とは
当時Aちゃんは、計算ミスを軽視していて、伝えても、「計算ミスで間違っちゃっただけだから!」と言うのです。
おそらく、理解しているということを認めてほしくて、わかっていないわけではない!ということをアピールしたかったのだと思います。しかし、このままでは点数が上がっていきません。
ケアレスミス改善に力を入れる
真剣に直そうと本人が決めて取り組んだのは、受験半年前くらいです。さすがにAちゃんも、なかなか点数が上がらないことに焦り出したのです。テストを受けても良い点が取れなくて涙することもありました。
そんなときに、ゆっくり時間を作って寄り添い、原因の究明と今後の対策のために面談をしました。「本当はどうなりたいのか?」に焦点を当てて、本人の気づきを促し、考え方の根本を改善するお手伝いをしました。
その結果、今まで疎かにしてきた計算ドリルを毎日行ってくれるようになったのです。ストップウォッチで時間を測りながら、自分にプレッシャーを与え、その中でも正確に解く練習を始めました。
最初は、ぽろぽろ間違いが出てきます。でも、それでよいのです。テスト前に、自分の間違いの傾向を把握できることは、とってもラッキーなことです。その間違いの分析方法も指導し、どうしたら間違えにくくなるのか、やり方を伝えました。
こうしてAちゃんは、素直にしっかり改善してくるようになりました。そして、無事、第一志望の学校に合格したのです。
本人が「ケアレスミスを直したい!」と本気で思わない限り、なかなか改善は難しいのが実情です。しかし、褒めたり認めたりしながら、さまざまな方向から話をし、本人に気づきを与えることで、自ら改善したいと思ってくれます。
そうなったら、あとはできるだけ早く結果が出るようにサポートしていきましょう。ミスを減らす作戦会議を開く、練習問題に取り組む様子を褒める、ミスが少しでも減ったら一緒に喜ぶ、頑張る過程を見守ってあげてください。
そうすることで、親子の信頼関係も深まり、次第に結果も見え始めるので、「あと数点」の壁を超えてグンと伸びていくことができます。
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