電機メーカーでは総合商社ほどの急激な年収の伸びはみられないが、それでも年収は増加傾向にある。2010年代は厳しい経営環境で横並びだったが、近年は企業間格差が広がってきた。

ソニーグループは直近の平均年収1113万円で頭一つ抜けている。日立製作所や三菱電機も高水準で、平均年収は900万円超。厳しい経営状況から抜け出せていないシャープは718万円と、年収金額でも遅れを取っているのがみてとれる。
人材獲得競争で初任給はどちらの業界も上昇が顕著に
月額初任給は『会社四季報』の調査を基に作成した。総合商社は2010年代半ばまでは他業界とも変わらず20万円程度で横並びだったが、2016年~2019年に24万円程度まで引き上げられた。
2024年の最新時点では多くの商社で30万円の大台を超えた。特に三菱商事は32.5万円まで引き上げた。ヒートマップで示した期間に月収ベースで10万円ほど引き上げたことになる。
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