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森永卓郎さん(享年67)の遺言「子どもの教育は《ゲーム三昧》《習い事漬け》《都会のコンクリートの箱の中》で本当にいいのか」

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  • 森永 卓郎 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
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もちろん、トカイナカで生活していると、小学校受験や中学校受験には間に合いません。

けれども、茂木さんが言うように、長じて社会に出たときに必須の「生きる力」をどちらが持っているかは、10代のときの「経験値」にかかっています

「10代のころのトカイナカでの体験教育」こそが貴重

社会に出て求められる能力は、「頑張る力」だけではなく、どんなに頑張っても自分の力ではどうにもならない状況で発想の転換ができる「柔軟性」です。

あるいは正解が必ずある設問に対して正解を暗記するのではなく、正解がない問いに対して自分で調査探索探究して、「絶対に正しくない答え」を直感的に察してそれを排除する能力や、より正解に近いであろう答えを信じて状況を切り開く能力が求められます。

それらは、都会のコンクリートの箱の中でゲーム三昧の生活で得られるのか?

小学校受験や中学校受験で、本当に得られるのか?

私は息子2人を育てた観点から、トカイナカの教育環境に対して、何ひとつ不自由や不満足さは感じていません。

都会生まれの官僚と政治家ばかりのこの国が閉塞状況に覆われている現状を見ると、私には「10代のころのトカイナカでの体験教育こそが貴重だ」と思われるのです。
 

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