《センター数学17点から医学部へ》5浪の末導き出した”成績を伸ばす勉強法”で悲願の医学部合格した彼が学んだこと

✎ 1〜 ✎ 134 ✎ 135 ✎ 136 ✎ 137
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「高校の同期はみんな大学で楽しそうにしてるなか、自分はずっと一人で勉強しているのに、成績が伸びないのがとてもつらかったです。浪人したら成績が上がるとは限らないけど、1浪のときに上がったから、2浪目も去年より頑張れば、去年以上に伸びると思ってました。でも、去年より勉強したのに成績が下がったのが本当にショックで、『これ何浪しても受からんのちゃう?』と思って途方に暮れていました」

勉強方法を変えて成績が上がった

それでも3浪を決意したのは、「将来後悔すると思ったから」だと言います。

「今思えば2浪なら全然いいと思いますが、当時は予備校に一緒に通っていた高校同期より1年余分に勉強したのに、結局医学部にいけないのは後悔しそうやなと思ったんです。ここで諦めてしまったら、将来あのとき、『もうちょい勉強してたらいけたんちゃうかな』とずっと思うことになるかなと思ったので、あと何年かかったとしても医学部行くぞと決めました」

この3浪を機に、自身の勉強方法を変えたIさん。今まではがむしゃらに勉強量を増やすことを意識していましたが、質を重視するようになり、「一回勉強したことを身につける」ために徹底的に復習をするようになりました。

それが奏功して成績は向上。どの科目も偏差値65以上になり、全統記述模試でも北大医学部のB判定が出るようになったそうです。

この年はセンター試験でも大きく伸びて、86%を記録。

流石に4浪は回避したいと思ったIさんは、合格圏内に入っていた国公立大学の中で多浪差別を回避するため、多浪経験者が多く、2次試験の問題との相性が良い大学を受験しようと考え、前期試験で長崎大学の医学部を受験しました。

しかし、定員が約80人のところ400人が受験をしていて、運悪く倍率が例年より高くなってしまったようで、最低合格点に10点ほど足りずに不合格になってしまいました。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事