紙の書類や看板からでも文字をコピーできる、iPhoneカメラアプリの文字認識機能とメモアプリの進化した活用術とは

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そこで、極力、朝夕に散歩をすることにしているのだが、その時に思いついたアイデアや、原稿のあらすじを音声入力でテキスト化しておき、自宅書斎に戻ってから原稿として仕上げることが多い。歩くと脳が活性化するので、歩きながらものを考えるというのは理に適っているのだ。

そんなときに便利なのがこのメモアプリだ。

メモアプリで録音すると、そのままテキストにしてくれる(筆者撮影)

メモアプリの添付ファイルマークをタップして、コンテキストメニューから『オーディオを録音』を選択する。そうすると、録音が始まる。そして、録音したデータがテキスト化される。散歩の最中に思いついたアイデアをテキスト化するには十分便利だ。この音声から起こしたテキストファイルを元に、生成AIでキチンとした文章に仕上げるという手もある。

スキャンデータとして保存される(筆者撮影)

複雑な数式を扱うのに便利な『計算メモ』

メモアプリには、まだまだ新しい機能がある。

計算メモという昨年(2024年)から追加された機能もユニークだ。

これは特に画面の広いiPadで使うと便利なのだが、iPhoneではとっさの時に計算するのに便利だ。手書きで計算式を書き込んで『=』もしくは筆算の下線で結ぶと答えを出してくれる。しかも、自分の字に似た手書き文字で表現してくれるのだ。電卓でもいいのだが、筆算の方が理解しやすいこともあるし、計算の途中部分を変更すると計算結果が変わるというのも便利。また、べき乗やルートなどの数式記号にも対応しているので、複雑な数式を使いたい時にも意外に使える。

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