「学費は6年間で3000万円」「ガソリンは県下一安い所で入れる」普通の“共働きサラリーマン家庭”から≪私立医学部≫入れた夫婦の家計術

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目先ではなく「長期」「全体」「柔軟」がカギ

夫婦の家計管理は、目先の話に支配されがちだ。「先月は赤字だったけれど、今月は黒字になったから良かった」、「子どもが独立し、今年から自由に使えるお金が増えた」といった会話に身に覚えはないだろうか。

しかし、教育・住宅・老後の“人生の三大資金”をバランス良く準備していくためには、中長期的な視点が欠かせない。hacoさん夫妻のように、

①定年までの大まかな家計の流れをつかむ
②その中で、三大資金の予算を振り分ける
③足りない場合は他の資金から付け替えるのでなく節約や収入増などで補う

というステップを踏むことで、安定した将来設計が可能となる。

hacoさん夫妻が6年間で4000万円もの医学部の費用を負担しながら自身の住宅ローンの返済や老後資金に支障を来していないのは、堅実な金銭感覚に加え、こうした“長期目線”や“計画性”、さらに“状況に応じた軌道修正力”があってこそだろう。

森田 聡子 フリーライター・編集者

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もりた としこ / Toshiko Morita

地方新聞で記者として勤務した後、日経ホーム出版社、日経BPにて「日経おとなのOFF」編集長、「日経マネー」副編集長、「日経ビジネス」副編集長などを歴任。2019年に独立後は雑誌やウェブサイトなどで、アート関連やインタビュー、幅広い年代層のマネー初心者向けの記事を執筆。やさしく、分かりやすく伝えることをモットーに活動している。

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