2位も総合商社の三井物産(9481.5円)。平均年収1899.9万円、総労働時間2003.8時間。1年間、業務から完全に離れ、海外に派遣する「若手海外派遣制度」を設置。有休取得率も70.3%と高い。時間単位有休、リモートワーク制度などで働き方改革を推進している。
3位は住友商事で8634.6円。平均年収1758.7万円、総労働時間2036.9時間。DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を価値創造、イノベーション、競争力の源泉と位置づけ、多様性推進を積極的に進める。手挙げや部門横断プロジェクトといった新業務チャレンジ支援も充実。30歳平均賃金57万0930円。最高額は82万5000円とトップクラスの水準を誇る。
4位伊藤忠商事(8426.9円)は朝型勤務に積極的。評価制度に働き方改革の促進や、時間管理に関する項目を追加し、残業時間削減に取り組む。「厳しくとも働きがいのある」企業風土づくりを推進している。
高年収で有休取得率も高いヒューリック
5位は不動産業のヒューリックで8362.9円。平均年収1907.9万円で総労働時間2281.5時間。月の残業時間は42.1時間と多めだが、有休取得率は86.4%とオンオフを明確にして高い収入で報いている。
6位は丸紅で8142.2円。ここまでで5大総合商社が出そろった。7位は商船三井で7677.2円。9位日本郵船7367.9円。10位川崎汽船6895.2円と大手海運3社が三つ巴となった。
5000円超えは74位大林組5008.4円まで。ランキング対象916社の計算時給の平均値は3715.7円だった。前年2022年度の931社の平均値3636.8円、2021年度の平均値3543.0円(892社)と上昇傾向だ。
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