「味噌汁orスープ」なら味噌汁にしないと損をする理由→大豆製品は中性脂肪を減らし、脂肪をつきにくくしてくれるダイエットの味方だった

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また、これとは別に、ラットを4つのグループに分け、大豆の粉、豆乳、豆腐、凍り豆腐をそれぞれ乾燥させたものを3週間食べさせた実験があるという。

それぞれの餌に含まれる、もとの大豆の量は同じだった。

すると、肝臓の中の中性脂肪の量がもっとも大きく下がったのは豆腐グループで、次いで、凍り豆腐グループ、豆乳グループ、大豆の粉グループの順でした。
この実験では血液中のコレステロール濃度の低下も認められ、やはり効果がもっとも高かったのが豆腐グループでした。
β-コングリシニンは、大豆に含まれる植物性蛋白質の約20%を占めていて、β-コングリシニンを1日5g摂取すると、中性脂肪の数値が改善し、内臓脂肪が減少すると報告されています。(35ページより)

豆腐2丁半を毎日食べる計算に!?

だが、これだけのβ-コングリシニンを摂取しようとすると、豆腐を毎日2丁半ほど食べなければならない計算になる。そんなの無理だ。

しかし、心配はいらない。

ここで紹介した効果は、β-コングリシニンそのものの作用ではなく、β-コングリシニンがアディポネクチンという善玉物質を増やすことで起きてくると考えられているからだ。

つまり、β-コングリシニンは5gに届かなくとも、できるだけ多く摂取するように心がければいいのである。

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