【豪華絢爛な2790万円の最上級モデル】メルセデス・マイバッハ「EQS680 SUV」ラグジュアリーな装備だけじゃない、電動化による刺激的な走り

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助手席側にもさまざまな機能を備えた「MBUXハイパースクリーン」がインストールされる
助手席側にもさまざまな機能を備えた「MBUXハイパースクリーン」がインストールされる(写真:メルセデス・ベンツ日本)

メルセデス・マイバッハとして再挑戦すべくスタートしたのは、2014年。そのときは、57や62と同じ轍は踏まず、Sクラスのロングホイールベース版としてつくられた。W222型という先代Sクラスにおいては、12気筒モデルはメルセデス・マイバッハのみ、という棲み分けもなされた。

今、日本で売られているメルセデス・マイバッハは8気筒モデルが中心。ホイールベースが通常のSクラスより延長されるとともに、内外装の仕上げがより豪華になっている。12気筒のメルセデス・マイバッハS680 4MATICもカタログに載ってはいるものの、日本では「在庫僅少」(日本法人)という話だ。

メルセデス・マイバッハEQS680 SUVとは

巨大で複雑な輪郭のガラスを使ったデザインは、プレミアムSUVならではといえるだろう
巨大で複雑な輪郭のガラスを使ったデザインは、プレミアムSUVならではといえるだろう(写真:メルセデス・ベンツ日本)

今回のメルセデス・マイバッハEQS680 4MATIC SUVでは、3210mmものロングホイールベースに全長5135mm、全高1725mmの車体を載せている。後席の広さを徹底的に追求しつつ、同時に後席リクライニング機構やシャンパーニュのボトルも入れられるクーラーボックスなど、これまで以上に快適さと贅沢さが追求されている。

メルセデス・マイバッハは、なにを競合とみているか。EQS680の価格は2790万円からとなっている。同様の高級SUVでは、ロールス・ロイスの「カリナン・シリーズⅡ」(なにもついていないベース価格が4645万円)もあるが、それではないだろう。EQS680の強みは、トルクがたっぷりある電気モーターによる走りで、カリナンはV型12気筒エンジンを搭載している。価格面でもEQS680には独自の商品性がある。

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