2025年の「行くべき場所」リストの中から選ばれた、今はまだ観光客が少ない「穴場」5カ所とは?

米国のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)が終わり、本格的な夏の旅行シーズンが到来した。ギリシャの島々やイタリアなどに毎年繰り出す旅好きが一斉に動き出す時期だ。
もっとも、今年の夏はやや緩やかなスタートとなりそうだ。米国人観光客の間では、経済情勢や地政学的リスク、航空上の安全、移民政策、加えて米国に対する国際的評価の悪化といった要因により、旅行を控える動きが見られる。
そんな状況でも意気揚々と旅に出る米国人や旅行好きで知られる欧州人にとって、目指すべき個性的な目的地が幾つかある。
以下に紹介する5つの旅行先は、2025年の「行くべき場所」リストの中から選ばれた、今はまだ観光客が少ない「穴場」だ。つまりその分、価格も抑えめだということだ。
だが、今は穴場であっても静けさも長くは続かないだろう。今夏に訪れれば、時代を先取りしたと帰国後に自慢できるに違いない。
スコーネ(Skåne、スウェーデン)
スウェーデンの小さな県スコーネには、英国コッツウォルズの古城やフレンチリビエラの海辺で味わえる幸福感に、スカンジナビア流の心地よさを少し加えたような魅力がある。
中でもグルムスレブにある「Maryhill Estate」は100年の歴史を持つ建物を163室のホテルとして開業したばかりだ。宿泊料金は1泊約225ドル(約3万2400円)から。