あなたはわかりますか? ”激甘コーヒー”から砂糖を取り出す方法/カイロが温かくなるメカニズム/石けんで手がきれいになる理由

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<まとめ>
溶解度:物質がある液体に溶ける限度の量
再結晶:固体が溶けている液体で、溶解度の差を利用して、再び結晶として取り出すこと
ろ過:液体と固体を分ける操作
溶解度曲線
『150分で理科のきほんがすっきりわかる おとなサイエンス』P.82より

シャカシャカ振ると発熱するカイロのなぞ

Q.「カイロが温かいのはなぜ?」

A. 鉄の発熱反応を利用しているから

あきとんとん:一言でいうと、カイロが温かいのは鉄のおかげだね。

りりかさん:鉄? カイロの中は、砂みたいな粉が入ってた気がします……。

あきとんとん:そう。砂みたいな鉄。砂鉄が入ってるんだよ。

りりかさん:砂鉄って、砂場で磁石を使うと集められるやつですね!

あきとんとん:そうそう。ちなみに、磁石を近づけると磁気を帯びる物質をなんて呼ぶか、覚えてる?

りりかさん:磁性体ですね!

あきとんとん:すばらしい! 教えたかいがあるってもんだよ……。

りりかさん:でもなんで鉄が温かくなるんですか?

あきとんとん:それはね、鉄が酸化するからなんだよね。

りりかさん:酸化!酸化ってたしか、燃えるとか、酸素と結びつくとかの話だった気がするんですけど……。

あきとんとん:そうそう。酸化は化学反応の一種だ。実は反応するときに熱が発生する発熱反応って呼ばれるものと、逆に反応するときに熱を吸収する吸熱反応って呼ばれるものがあるんだ。

りりかさん:そうなんですね!

あきとんとん:その発熱反応で、カイロは温かくなってるんだよ。さっきもいったけど、鉄が酸化するからカイロは温かくなるんだよね。酸化ってなんのことか覚えてる?

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