大切なのは「どこでも評価される可能性」を上げること…【何歳からでも】転職の機会が広がる"3つの条件"とは

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そして、関わる人との信頼関係を重視して、上司や同僚やメンバーとの交流(ほとんどの場合が飲みニケーションでしたが)を大切にしてきました。今でも昔のメンバーから飲み会などの誘いがしょっちゅうあるのはうれしいことです。

そして、最後に、自分がどうしても勝てない場所にしがみつくのではなく、大好きだったリクルートを諦めて、どこかもっと自分が活躍できるところにいこうとしました。

その結果、自分の身につけた狭いが深い知識や技能を、認めてくれ信頼してくれた人たちが拾い上げて、勝てる場所へと導いてくれたということです。

「3つの条件」を頑張ればチャンスはやってくる

私の出会ってきた多くの人のキャリアを聞いて、このようなことは私だけでなく、多くの人、ほとんどの人にじつはあてはまるのではないかと感じています。

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どんなに高い能力を持っていても、誰からも信頼される人であっても、「(本当に)"どこでも"高く評価される」なんてことはじつはありません。高く評価できるところにいるだけです。

どれだけ優れていようが、「勝てる環境」でないと、力は発揮できないし評価もされません。

逆に、世の中的には微妙な経験・スキルであっても、強烈に求められている環境に移れば、大変歓迎され評価される可能性もあります(私などはその典型でしょう)。

自分の努力で「どこでも高く評価される可能性を上げる」ことは可能です。

どの会社、どの仕事でも活かせるようなハイパフォーマーに共通する「普遍的な力」を蓄え、かつその能力を認めてもらえるだけの「信頼」を得る。そして、その信頼した人などが推薦してくれる「自分が勝てる領域」に勇気を持って飛び込む。

このたった「3つの条件」を備える努力ができる人であれば、いつか必ずや、みなさん自身が望む自分になるチャンスをつかむことができるのではないかと思っています。

曽和 利光 人材研究所 社長

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そわ としみつ / Toshimitsu Sowa

株式会社人材研究所 代表取締役社長、組織人事コンサルタント

京都大学教育学部教育心理学科卒業。リクルート人事部ゼネラルマネジャー、ライフネット生命総務部長、オープンハウス組織開発本部長と、人事・採用部門の責任者を務め、主に採用・教育・組織開発の分野で実務やコンサルティングを経験。人事歴約20年、これまでに面接した人数は2万人以上。2011年に株式会社人材研究所設立。現在、人々の可能性を開花させる場や組織を作るために、大企業から中小・ベンチャー企業まで幅広い顧客に対して諸事業を展開中。著書等:『知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思われる社長の採用ルール48』(東洋経済新報社、共著)など。

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