医師が考案! 「長生き成分=BCAA」がたっぷりとれて"筋力アップ"にも最適な【お手軽スープ】

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今後の人生を楽しく過ごすための体への投資と考えれば、非常にお得ではないでしょうか?

※2025年5月1日現在の平均的な食材の価格をもとに算出

プロテインにはないゴロゴロ食感が「認知症予防」に

ここまで読まれた方のなかには、「でも、たんぱく質を摂取するなら、プロテインドリンクを飲めばいいのでは?」と疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

『医者が考案した たんぱく質をたっぷりとる長生きスープ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

もちろん、手軽にたんぱく質がとれるプロテインドリンクを活用するのは1つの手でしょう。ですが、今回私は、プロテインにはない「ゴロゴロ食感」にこだわりました。というのも、「かむ」ことが認知症予防につながるという研究があるからなのです。

アミロイドβという物質をご存じですか? これは、脳内で作られるたんぱく質の1種で、アルツハイマー型の認知症の原因と考えられています。健康な人の脳にも存在し、通常だと脳内のゴミとして分解・排出されるのですが、ある一定の量がたまると脳神経細胞を破壊してしまいます。

ところが近年、アミロイドβは、「かむ」ことが少ないと増えるという報告が見られるようになりました。よくかむことで認知症のリスクを下げる効果が期待できるのです。

もう1つ、かむことで唾液の分泌量を増やせるという点も重要です。唾液は口内の細菌を流す役割があり、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

九州大学の研究チームによると、歯周病の原因菌を3週間連続で投与したマウスは、アミロイドβが10倍近くも増え、記憶力が低下したそうです。ぜひ、しっかりかんで認知症予防を心がけてください。

ほかにも、かむことは満腹中枢を刺激して食べすぎを防いだり、唾液を増やすことで食べたものの分解を助けて胃腸の負担を軽減させたりします。しかも「長生きスープ」は水分が飲み込むのを助けるため、通常のおかずよりも食べやすいですよ。

 
土田 隆 よこはま土田メディカルクリニック院長、日本医師会認定産業医

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

つちだ たかし / Takashi Tsuchida

日本体育協会公認スポーツドクター。東邦大学医学部卒業後、東邦大学医療センター大森病院脳神経外科学教室入局。1987年、磯子脳神経外科病院設立と同時に赴任。1989年、同院副院長就任。1991年、磯子中央病院合併と同時に同院副院長就任。1999年、磯子中央病院健康管理センター発足とともにセンター長を兼任。2011年、よこはま土田メディカルクリニックを開院。著作の上梓やテレビなどのメディア出演も多数。著作に『たった2週間で内臓脂肪が落ちる 高野豆腐ダイエット』(アスコム)など。YouTubeちゃんねる「Teamどくたん」でも発信中。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事