建築家は「21世紀に向けた居住様式」や「斬新な建物」などの設計コンセプトをどのように受け止め、表現をしたのか。まずはカラフルな住棟が目を引く、高橋晶子棟(S-1棟)へ向かった。

高橋棟。赤や青、黄、緑の壁面と大きな外階段が目を引く(写真:筆者撮影)
エレベーターで高層階に上がり、共用廊下を歩く。住戸の扉を開けると、想像よりも広い空間が目の前に広がった。
心躍るメゾネットタイプの部屋
天井が高く、左手に階段が見える。メゾネットタイプの部屋である。

高橋棟のメゾネットタイプの内部(写真:筆者撮影)
訪れたのは、3DKの住戸。玄関をあがると右手にキッチンがあり、その先はダイニングやリビングとして過ごせる空間だ。天井が高く、住戸全体に自然光が入る。大きなガラス窓で外の景色も見える。

天井まで窓がある。窓辺にかかった梯子は高い位置の窓掃除などに使うようだ(写真:筆者撮影)
食事をしたりくつろいだり、いろいろな使い方が想像できる。上の階にいる家族に向かって声をかける光景も目に浮かぶ。
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