専門家が解説! 「本当に買ってもいいマンションなのか?」を"ウェブの情報"で見極める7つのポイント

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また、現況には「空室」と「売主居住中」があります。「空室は見られるけど、居住中は見られない」と思っている人もときどきいます。

しかしほとんどのケースで、売主が居住中でも、売主の都合を確認すれば内見できます(ときどき、居室内が汚れているため、空室になってからの内見を希望する売主もいますが、そのケースは稀です)。

□ドライエリアのある物件(表記上1階となっていても実際は地階の物件)

表記上「1階」となっていても「ドライエリア」との記載があった場合は、該当住戸は実際は地階である可能性が高いです。浸水リスクもありますから、注意が必要です。

これらの3つのいずれかに当てはまる場合は、販売価格が相場よりも低くなっていることが多いため、多くの人の目に留まる傾向があります。これらは資産価値の下落にも大きく影響する部分なので、たとえばそのいずれかに該当してもかまわないという人以外は避けたほうが無難です。

「3つのポイント」以外にも注意すべき点が

ほかの点も確認しておきましょう。

□「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」などの記載がないかを確認

ポータルサイトの物件ページの「物件の特徴」などのスペースに、「※告知事項あり。詳細はお問い合わせください」などの記載がある場合は、いわゆる事故物件である可能性もあります。

事故物件とは、前述の通り、住戸内(専有部分)や共有部分で、自殺、他殺、火災での死亡などがあった可能性がある物件、また、病死などの自然死や不慮の事故による死亡などでも死亡後、長期間発見されず放置されて特殊清掃などが行われた物件のことを指します。

事故物件の場合、価格が低く設定されていることが多いので、その他の条件が気に入って「告知事項」だけが気になる場合は、その詳細について、依頼をしている買主側仲介会社担当者・エージェントを通じて、売主側仲介会社に必ず、具体的にどのような告知事項であるのかを確認してください。

□「引き渡し可能時期」はいつかを確認する

売買契約後、物件を引き渡してもらえる日がかなり先の場合もあります。引き渡し可能時期が自身の希望・都合と合っているかどうかを確認します。

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