しばらくの間、髪が伸びるまでスタイリング剤を使って短い毛を押さえていた、という経験をしました。それに懲りず、電動の頭皮マッサージ器を使っていたときも同じような失敗をしました。あまりの気持ちよさに、頭皮に当てる器具を持つ手につい力が入り、髪の毛が切れてしまったのです。
どうやら私は「気持ちよい」と感じるほど、つい力を入れてしまうようです。頭皮の状態をよくしようとして、髪の毛をボロボロにしてしまっては元も子もありません。そのうち、頭皮マッサージ器の類は使わなくなりました。
またずいぶん前には「髪を100回、ブラッシングする」ということがはやったときがありました。でも私はくせ毛で膨らむ毛質。しかも、もつれやすい。ブラッシングしているうちに、さらにもつれて毛が切れてしまいました。これも私にはNGでした。
そんな私が現在、髪の毛のためにしているのは、自分の手で頭皮マッサージをすること。両手の指の腹を頭に当て、頭皮だけを上下に軽く動かすだけです。つまり頭皮はこすらないということです。
首や肩の凝りをほぐすことも頭皮の血流の改善には大事なので、頭のつけ根部分に両手の指を当て、頭を少し後ろにそらしながら軽くマッサージをします。これをすると瞬時に頭が軽くなる感覚を味わうことができます。
そのほか、定期的に通っている整体では全身はもちろん、首や頭蓋骨の調整もしてもらっています。
髪の毛のケアについては、次のような失敗をしたことで自分なりの方法にたどりつきました。
それは高校生の頃、母が経営をしている美容室の、プロ用のシャンプー剤で毎日髪を洗っていたところ、すごくフケが出てきてしまったという経験です。
今から思うと、当時の高級シャンプーとは洗浄力が強いものを指していたのかもしれません。でも私の髪質は乾燥タイプ。それなのに洗浄力の強いもので毎日洗っていたら、より乾燥が進むのは当然です。
それ以来、髪質に合うマイルドなシャンプー剤を使うのはもちろん、シャンプーをする回数は週2~3回になりました。
当時は「地肌に汚れをためると、毛根が詰まって髪の毛によくない。毎日シャンプーしましょう」とさかんに言われていましたが、髪を洗う回数は人それぞれの毛質や年齢によっても違ってくるのではないかと思っています。
洗いすぎることで余計に皮脂が出るようになり、毎日洗わないといけなくなることもあるでしょう。自分にとって適切なシャンプーの回数を探るために、まずは頻度を減らしてみるのもいいかもしれません。
年齢を重ねるにつれて出てくる"髪の毛の悩み"
男性の薄毛の悩みも深刻ですが、女性の大半も年齢を重ねるにつれ髪の毛が細くなったり、薄くなったりしていきます。あるいはうねりができたり、パサついたり。
根本的な解決方法はその道のプロにお任せするとして、元ヘア&メイクアップアーティストとしての私なりの工夫をお伝えします。
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