「目についたものはすぐ片っ端からやる」35歳でADHD発覚、”うまく付き合う”仕事術を紹介《後でやろう》は結局忘れるだけ!
イラストを描く方なら実感があると思いますが、色の具合や、余分な線を描いてしまうなど、細かな修正点は、どうしても発生してしまいます。デジタル機器の不具合で書き出し等に思わぬ時間がかかってしまうこともあります。
余力のあるスケジュールを組む
私の工夫としては、完璧な状態を目指して締め切りギリギリで提出するのではなく、余裕を持ってクライアントに提出することを心がけています。例えば、イラストの制作であれば、ラフの段階で色使いも含めて確認してもらい、その時点でのフィードバックをもらいます。
そして、完成作品を仮に(デザインとのトータルバランス等で)なにか調整の要望がきたとしても対応できるだけの余力のあるスケジュールで送ります。こうすることで、最終的により「価値のある」成果物を納品できるのです。
そんなの当たり前のことだと思う方もいるでしょうが、夏休みの宿題は常に9月2日までかかっていた私にとっては大きな進化です。
複数の仕事の納品や修正作業が重なり、スケジュールが総崩れしてパニック! とならないためにも、想定外のミスやトラブルは起こりうるという前提で進行を組むとよいでしょう。
以上の工夫は、一見面倒に思えるかもしれませんが、この3つのルールを習慣化することで、ADHDの特性による影響を最小限に抑えながら、より確実に業務を行っていくことができます。
私自身、業務におけるケアレスミスをかなり減らすことができましたし、仕事の進捗管理があまり得意でない人にも参考になる方法だと思います。
自分の特性に合った対策を地道に積み重ねていくことで、仕事のストレスは大きく軽減でき、効率も確実に高められます。
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