「目についたものはすぐ片っ端からやる」35歳でADHD発覚、”うまく付き合う”仕事術を紹介《後でやろう》は結局忘れるだけ!

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具体的には、以下の3つの習慣を身につけるよう努力しました。

ルール1 目についたものはすぐに片っ端から全部やる

これは私が最も効率がいいと感じている方法で、「後でやろう」を極力なくす戦略です。

例えば、メールを開いたら返信できるものはすべて即座に返信し、決して後回しにはしない。依頼があれば、その場ですぐ手をつけてみる。通知が来たタスクは、すぐに終えることができるものであれば即座に着手して「完了」させる。一気にすませることができないタイプのものは、いくつかのタスクに分割して、一つでも二つでも終わらせる。

「後でやろう」と思っていると結局忘れてしまったり、着手すること自体が億劫になってしまいます。どんなタスクであっても一番早く終わらせることができるものからすぐ始めて、「完了」をこまめにつくり出すことで、仕事を忘れたり、オーバーフローして終わらないというリスクを大幅に減らしました。

具体的な作業単位に分解する

ルール2 タスクを細分化し、一度すべてを書き出す

これは長期のプロジェクトにおいて、必ず私がやっている方法です。

「メインビジュアル作成」というタスクであれば、「資料集め」「サムネイル制作」「クライアント提出用のラフ制作」「連絡」「修正対応」「下描き」「線画」「本画」「修正対応」「納品」といった具体的な作業単位に分解することで、着手しやすく、また進捗も把握しやすくなります。

漠然と「メインビジュアル作成」というだけでは、先の見通しが立たず、どこから手をつけていいのかわからなくなってしまいますが、小さな作業単位に分解することで、着手が容易になるのです。

また、可能ならこうしたタスクを誰かと共有しておくと、進捗が「見える化」され、進行の安全性が高まります。

私は、仕事を手伝ってもらっている妻にLINEグループでタスクを共有し、進捗報告を行っています。心理的な安心感もありますし、スケジュールが整理され、今日やるべきことがクリアになります。

ルール3 ミスは起こりうる前提で動く

最初から完璧を目指すよりも、ケアレスミスは起こりうるという前提で動くほうが現実的です。“すべてが理想的に進んだらギリギリで間に合う”といったスケジュール感で動くと、なにか生じたときにカバーできるだけのバッファがありません。

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