東洋経済オンラインとは
ビジネス

"二刀流"戦略で躍進…!ドラッグストア覇権争い「最終決戦」のカギを握る企業の正体

8分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

生鮮を装備して以降のダイレックスの店舗あたり売上高は、7億円弱から8億円前後に増え、店舗あたりの利益はほぼ倍増している。生活必需品ワンストップを完成させたダイレックスは、出店すれば売上高、利益共に増やせる体制を整えた。

フード&ドラッグは九州勢(コスモス、ダイレックス、ドラッグストアモリなど)、北陸勢(クスリのアオキ、ゲンキーなど)が中心であるため、関東以東はこれから本格的な争奪戦にはなるが、成長余地は十分に残されている。

ダイレックスはフード&ドラッグ大手がすでに出揃って混戦となっている中部地方は後回しにして、関東郊外の攻略を急いでいる。首都圏を地盤とするサンドラッグの別動隊が関東郊外部を席巻する日も遠くないだろう。

激動するドラッグストア業界の最終決戦の行方は

『小売ビジネス』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

最後におまけのトピックをひとつ挙げるなら、サンドラッグがダイレックスを買収した直後、テコ入れに乗り込んで社長として再生、新ダイレックスのモデルを作った経営者こそ、現在、サンドラッグの社長である貞方宏司氏である。

改革前後を見てきた筆者の視点では、あのくすんだ「バッタ屋」のようにも見える店舗を、明るく清潔な生活必需品ワンストップのひとつの完成形に変えてしまった手腕は驚くべきものと言えよう。ドラッグストア業界で「二刀流」を確立した経営者が率いるサンドラッグが、今後の激動するドラッグストア業界の最終決戦にどう臨むのか。この業界の覇権の行方はまだまだわからない、と思うのである。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象