外資系が進出ラッシュ、ホテル業界の“新局面”。規模で勝る外国勢に立ち向かう日本勢の戦略

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4月に開業した「ウォルドーフ・ア ストリア大阪」。ヒルトン最高級ブ ランドの日本初進出で高級ホテル の競争はさらに過熱しそうだ(写真:ヒルトン)

インバウンドは過去最多

背景にはインバウンド(訪日外国人客)増がある。昨年は過去最多の3686万人が日本を訪れた。インバウンド旅行を扱うHANATOUR JAPAN(ハナツアー ジャパン)の李炳燦(イ・ピョンチャン)取締役は、今年は約4100万人に達するのではとみる。

とくに宿泊費を多く使う欧米豪の客が増えている。「1泊10万円だともはや安い」。ある業界関係者が高級ホテルの宿泊単価についてそう言及するように、東京や京都の高級ホテルは宿泊単価が高騰。桜の季節など繁忙期は最低単価が15万〜20万円のホテルもある。

政府は2030年に6000万人の集客を掲げる。商機を捉えた外資系の進出ラッシュは止まらない。一方で国内系も対抗策を出す。名門・帝国ホテルは旗艦ホテルの改装に踏み切る。西武プリンスホテルズ&リゾーツやパレスホテルは外資系と同じMC(管理運営受託)方式で出店拡大を目指す。

本特集では普段見る機会が少ない超高級ホテルの内部にも潜入。まずは「ラグジュアリー」の世界に浸ってほしい。

星出 遼平 東洋経済 記者

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ほしで・りょうへい / Ryohei Hoshide

ホテル・航空・旅行代理店など観光業界の記者。日用品・化粧品・ドラッグストア・薬局の取材を経て、現担当に。最近の趣味はマラソンと都内ホテルのレストランを巡ること。

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