《コナン新作映画の舞台は「長野県」》公開前から“聖地化”している「凄い舞台地」の全容…他にもコナンに登場し、大ブレイクした場所とは?
さて、「国立天文台野辺山」とはどのような施設なのでしょうか。
ホームページによると、電波望遠鏡を用いて天体観測を行う施設である、ということで、「全国はもとより世界中の研究者に解放し、国内外から多くの研究者が訪れて電波天文学の研究や装置の開発・改良などを行っており、電波天文学における国際的な拠点としての役割を担っています」とのことです。
施設の入り口には映画ポスターが貼られており、公式に「聖地」であると言えるでしょう。

なぜ「野辺山」の地が設置される場として選ばれたのかというと、野辺山高原という名の通り、標高が高く水蒸気量が少ない場所で、寒冷地でありながら雪が少ないということで、電波の観測に適しているとのことです。
事実、野辺山高原周辺は標高1350メートルほどの高地となっており、付近を走るJR小海線の野辺山駅は、「日本で一番標高の高い普通鉄道駅」として有名です。
その野辺山駅から清里駅に向かう途中、国道141号線沿いに、「日本鉄道最高地点」の碑があり、そこから横道に入って車で5分ほど進むと、「国立天文台野辺山」があります。高原らしい広々とした場所で、「南牧村農村文化情報交流館」が隣接して建っています。
一般の見学コースは何と無料。途中からは、携帯電話の電波を発することが禁じられているエリアに入ります。構内の展示室には、天文台の活動を紹介する資料が展示されており、この施設の役割をよく理解することができます。


アクションシーンが繰り広げられる場所
さて、そんな天文台の広い構内の一番奥に、見学者を圧倒する、巨大な「45m電波望遠鏡」がそびえ立っています。アンテナの直径は、文字通り45メートルもある巨大なもの。「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大級の口径で、アンテナ重量は約700トンあるとのことです。


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