2位にランクインしたサイバーセキュリティ大手のトレンドマイクロは、過去3期の平均DOEが25.7%に上る。
過去3期平均の配当性向はなんと196.2%。これは好業績を背景に積み上がった潤沢なキャッシュの株主還元として、2023年12月期に738円(うち特別配当682円)の期末配当を実施したためだ。このときの配当性向は940%で、過去3期平均の水準を大きく押し上げている。
同社は「株主還元やM&Aを通じて資本効率を高めることを優先」する方針を掲げており、以前から配当還元に積極的。2024年12月期は普通配当で184円の配当を実施し、配当性向も71%と高水準だった。
上位にアルマードや日本オラクル
3位は時価総額100億円台のアルマードで、過去3期平均のDOEは25.3%。鶏卵の皮の内側にある卵殻膜を原料にした化粧品や健康食品を外注先に委託して製造しており、自社ECサイトやテレビ通販での販売が増えている。過去3期平均の配当性向は95.5%に上る。
4位の日本オラクルも特別配当によって過去3期平均の配当性向が底上げされている。同社は2011年5月期以降、数年おきに特別配当を行っていて、直近では2024年5月期に特別配当500円(年間配当は674円)を実施した。
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