「難関公立で定員割れ」大阪公立校に衝撃走った"寝屋川ショック" 現場の先生の考えを聞いた

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例えばほかの都道府県だと、1つの共通する入学試験を受けた生徒が、複数の学校に志願することができる地域もありますよね。

大阪府は原則的にそれができないため、志望する公立高校に行けなかったら自動的に私立高校、という考えを持っている生徒さんも多いです。

また、私立高校の受験が終わり、さらに公立高校の受験まで頑張り続けることがつらいという声もお聞きします。これは改善の余地があるのではないかと思っています。

日本のほかの地域でも起こりうる問題

―――最後に、私立無償化に関してのご意見をお聞かせください。

私自身も、ずっと公立校で育ちました。公私それぞれの教育のあり方、私立無償化に関して、自分では確固たる答えをまだ持てていません。

私自身もこの問題に関してはしっかりと向き合って考えていきたいと考えていますし、またこの問題を日本の多くの人に考えてもらいたいと思います。

――今大阪で起こっていることは、今後日本全国で発生することになる問題でもあると言えますね。今後も注目していく必要がありますね。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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