真由美さんはある時期から徹底して自分の内面に目を向けていかれました。世間一般のよい母親像をいったん脇に置いて、本当の自分の気持ちを見ていったのです。
「それ、私にとって本当に大事?」という問いかけは、自分軸を立てていく作業になりました。結果、それが親子の境界線を引き、お子さんたちの価値観を尊重することにつながっていきました。
同じような境遇の親御さんにメッセージをいただけますかと真由美さんにお願いしたところ、こんなお返事をくださいました。
親が常識にとらわれすぎると、子は生きづらくなる
「社会の常識でものごとを考えると、生きづらい子がたくさん出てくると思います。学校もそのひとつ。でも常識にとらわれず、自分はどう思うのかを考えてみることが大事だと思うんです。できないところや苦手なことは人に助けてもらえばいいし、やれないことがあってもいい。その子が社会に出る時に生きやすいようにして送り出してあげる。それができるのは親だし、家庭だと思います。私もまだその途中なんですけどね」
出会った頃の真由美さんは、不安気で自信なさそうに涙されることもありました。今回、自然体でお話しされる真由美さんを見ていると、お子さんに何があっても受け止められる安心感を覚えました。
親がそうなると子どもは安心して自分の人生を生きていくことができます。自分に矢印を向け素晴らしく子どもをサポートされている真由美さんにエールを送りたいと思います。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら