プロインタビュアー直伝!初対面でも「話が弾む」会話のコツ 「新生活のスタート前に知っておきたい」 スムーズな会話を引き出す質問術とは?

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また、こうした交流会やパーティなどの場で、パワフルかつ一方的にご自身のことを話し続ける方がいたとしても、めげる必要はありません。

僕もかつてこうした方が苦手で、表面的には聞くそぶりをしながらも完全に上の空。するとほとんどの場合お相手はご自身のお話が終わると、すぐに「それでは!」と去ってしまっていました。僕はいつも「一方的に話して去って行くなんて身勝手な人だ」と思っていました。

ですが、今考えれば身勝手なのは自分の方だったと反省しています。耳は傾けていても、心を全く開いていなかったからです。これではお相手も居心地が悪かったはずです。自分の話を聞いてくれない相手に心を開くはずがありません。

そんなときにこの「現在・過去・未来を聞く」を使えば、自分とは価値観が違うと思っていたお相手であっても何らかの共通点や興味深いお話が見つけやすくなります。

早川洋平さん
早川洋平さん(写真:新潮社)

仮に見つけられなかったとしても、人は自分の現在・過去・未来をしっかりと聞いてくる相手におのずと心を開いてくれるもの。「早川さんはどんなお仕事をされているのですか」というように、こちらに興味を持ってくださることも少なくありません。

「現在・過去・未来を聞く」を使うと、初対面のお相手だけでなく、身近な友人や職場の仲間、家族など、どんな方とでも、ゆとりあるコミュニケーションが図れるようになります。ぜひ積極的に取り入れていただけたらと思います。

優れたインタビューや聞き手に触れる

あなたが心から「面白い」と思えるトーク番組やインタビューコンテンツを見つけ、触れるのもおすすめです。お気に入りの聞き手が見つかったら、彼らの媒体を順にチェックしていくのも良いでしょう。

また、話し上手な方の多くは聞く(質問する)のも上手いので、そんな観点でお手本を探すのも良いかもしれません。彼らがどんな質問をするかはもちろん、どのようなスタンスで対話しているかをぜひ感じ取っていただけたら幸いです。

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早川 洋平 プロインタビュアー

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はやかわ ようへい / Youhei Hayakawa

1980年、横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。

羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビューを続ける。

2013年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。 インタビューメディア『LIFE UPDATE』配信中。

プロインタビュアー早川洋平Webサイト(https://yohei-hayakawa.com/

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