医師が推奨「子どもの身長」伸ばす意外な食材4つ 子どもには、おやつも「栄養補給」のチャンス

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ヨーグルトやチーズもダメだった場合は、乳糖を大幅に分解した牛乳や、さらに極限まで乳糖を取り除いたホエイプロテイン(WPIまたはWPH)を活用するのもひとつの選択肢です。

ちなみに、日本での臨床試験では、医師による指導のもと、乳糖不耐症の人が牛乳を少量から徐々に増やして飲み続けたところ、40日後には32人中29人(91%)がお腹をこわさず1日に200ml程度の牛乳を飲めるようになったという結果が報告されました(2020年の調査)。

また、乳糖不耐症ではないのに「牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする」という思い込みによって、本当にお腹がゴロゴロしてしまうというケースも多いようです。1度、牛乳や乳製品を含んでいることを知らせずに摂らせてみて、お腹の状態を確認してみてもいいかもしれません。

身長を伸ばす5つの栄養素が豊富な「サバ水煮缶」

魚介を取り入れる際におすすめしたいのがサバ水煮缶です。

「加工したサバより新鮮なサバのほうが体にいいのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。しかし、答えはノー。サバ水煮缶の栄養価は、生サバや塩サバに劣ることはありません。むしろ優れている部分もあるのです。

生サバ、塩サバ、サバ水煮缶、サバ味噌煮缶の100gあたりの栄養価を比較してみましょう。

(出所:『身長先生式 子どもの身長が伸びる食事のルール30: 体・心・脳が育つ!「成長食」』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いずれも、骨の材料になるたんぱく質、カルシウムのほかにも、身長を伸ばすために欠かせない5つの栄養素がすべて含まれています。

なかでもサバ水煮缶は、カルシウムの量が多く、不足しがちな鉄や亜鉛、ビタミンDもしっかり含まれています。味噌煮缶よりたんぱく質、カルシウム、亜鉛、ビタミンDの量も豊富です。

サバ缶は、サバを骨ごとぶつ切りにして缶に入れて加熱しているため、骨に含まれるカルシウムも逃さず摂取できます。刺身や焼き魚ではかなわない、サバ缶ならではのメリットです。

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