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キャリア・教育 #考えすぎないコツ

「不安になりやすい人」が自分らしく生きる道 "落ち着いている"自分に立ち返る技術

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  • 枡野 俊明 「禅の庭」庭園デザイナー、僧侶
  • 武田 友紀 HSP専門カウンセラー、公認心理師
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武田:つまり、アドバイスではなく、情報提供の姿勢で伝えるのです。それを取り入れるかどうかは、あなたにお任せしますというスタンスなら、受け手もそんなに動揺しません。

職場の雰囲気作りとコミュニケーション

武田:私の会社員時代の上司は、「何が嬉しいのか」を言葉で伝えてくれる方でした。例えば、何か相談に行くと、「問題になりそうな時、武田は自分から相談してくれるから助かるよ」と言ってくれました。こういう相談は歓迎されているんだなとわかりましたし、また相談しようと思えました。

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また、ふらっと近くに来て「最近どうだ?」と声をかけ、あとは黙って話を聞いてくれる上司でもありました。定期的に話せる時間があるだけでも、部下は心が落ち着きますね。

枡野:やはり、日頃からの雰囲気作りや、コミュニケーションが大事ですよね。「言葉かけの作業」では、どんどん悪いほうへいってしまうと思います。

武田:「昔はもっと大変だった。それでも俺は根性で乗り切ったぞ」と言われたら、相談した側は心のシャッターを下ろしてしまいますよね。それができないから相談しているのに(苦笑)。

枡野:苦労を積み上げてきた人や、いろんな困難に遭遇してそれを乗り越えてきた人は、その大変さが体に染み込んでいますから、相手の困難や苦しみを見たときも、自分事のように話を聞くことができます。

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【頭の中のモヤモヤを出してみる】

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