ビジネスで「確実性」を追求しすぎるのは危険な理由を4つ紹介。組織の「挑戦する気風」「創造力」は実は上司次第だ!

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

より確実性の高い企画か創造性の高い企画かで迷った場合には、「確実性を選ぶことが、檻で自らを囲うことになりうる」という自覚を持つことです。そして、1人の時間を活用して、「確かさ」と「創造性」のバランス感覚を整えておきましょう。

確かさを追求すると自由が失われる4つの理由

①既存の枠組みを超えられなくなる

「確かさ」とは、過去に証明されたことや実績、成功した方法に基づくものです。そのため、確かさを重視すると、新しいアイデアや未知の領域に挑戦する発想が抑えられてしまいます。創造性は未知を探求する力なので、確かさ(=過去)に固執した場合、既存の枠組みを超えられなくなります。

②挑戦する意欲が削がれる

確かさを追求する環境では、「失敗してはいけない」というプレッシャーが高まります。しかし、創造的な取り組みには失敗がつきものであり、試行錯誤を経て形になるものです。失敗を恐れることで、新しい挑戦への意欲が失われ、創造性を発揮できなくなります。

③多様な視点が排除される

確かさを求める過程では、ものごとをひとつの「正解」に収束させようとする傾向があります。その結果、異なる意見を受け入れる余地を狭めます。

そもそも、ひらめきは神聖なものです。なぜなら、自分の人生にまつわるものしかひらめきようがないからです。つまり、どこまでも個的な性質を持っているのがひらめきです。その可能性を脳内で窒息死させてはなりません。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事