「肌の綺麗な人」が絶対している"コスメの買い方" 注目するのは各ブランドが謳う効果だけではない

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イニスフリーが3960円、VTが3300円(どちらも税込み)と美容液としては比較的手軽に購入できる価格帯ということもあり、両者とも若年層を中心に爆発的な支持を得ている。

どちらも2024年にLIPSや@cosmeなどの美容プラットフォームで高評価を受け、数々のベストコスメにノミネートされた。「レチノールの中では刺激が少なく使いやすい」という点が敏感肌や初心者のユーザーから支持され、ECサイトやドラッグストアでのリピート率の高さが売り上げにつながったと考えられる。

イニスフリー
イニスフリーの「レチノール シカ リペア セラム」。ブランドでは、「朝ビタ夜レチ」として、朝はビタミンC、夜はレチノールを使うことを推奨している(著者撮影)

2025年に爆売れする?「3大美容成分」

これらの流れを受けて、2025年以降も引き続き「成分買い」のトレンドは続きそうだ。美容医療の現場で実績のある成分の一般化や、美容成分に詳しいインフルエンサーの発信により、成分への注目度はますます高まっている。

美容業界に「ペプチド」(レチノールと同様に肌のターンオーバー〈生まれ変わり〉を促すといわれる成分)を持ち込んだ第一人者であり、「スキンケア成分ハンター」として製薬企業との共同研究や開発を行っている竹岡篤史さんが、2025年に注目すべきエイジングケア成分として挙げているのが「アゼライン酸」「PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)」「グルタチオン」の3つだ。

アゼライン酸は、もともと美容医療や皮膚科で、ニキビや肝斑、赤ら顔(酒さ)の治療薬として使われている成分。日本では医療用医薬品になっていないが、海外では薬として使用されているところもあるという。

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