丁寧な人ほどやりがち「残念な言葉づかい」6つ シニア世代でも気づいていない人は意外と多い

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そのため、これまで知らず知らずに使っていたからといって「恥ずかしい!」と過剰に気に病む必要はありませんが、今日からはより正しい表現を身につけて、周囲の人に「きれいな言葉をつかう人」「教養のある人」という印象を与えましょう。

「バイト敬語」はNG、過剰敬語と重複表現を避ける

飲食店やコンビニなど、主にアルバイトの店員さんなどがつかいがちな間違った敬語のことを「バイト敬語」といいます。バイト敬語は、「耳障りな言葉」として、お客さまから指摘(クレーム)を受ける要因になります。

「バイト敬語」と聞くと、「若者がつかう言葉のことだろうから、自分には関係ない」と思うかもしれませんが、以下のように、シニア世代でもついつい使ってしまいがちな表現がけっこうあります。

(出所:『人には聞けない60歳からのビジネスマナー』(宝島社)より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

1つの単語に対して、同じ種類の敬語を複数使う誤った敬語を「過剰敬語(二重敬語)」といいます。

たとえば、「資料をご覧になられますか」という表現の場合、「見る」を尊敬語の「ご覧になる」に言い換えているため、さらに「なる」を尊敬語の「なられる」に言い換える必要はありません。つまり、「資料をご覧になりますか」が正しい表現です。

謙譲語の場合も同様で、たとえば「資料をご拝見します」といった場合、「拝見」が「見る」の謙譲語なので、さらに謙譲の「ご」をつける必要はありません。

また、敬語ではありませんが、「まず最初に」「約10分ほど」などと、同じ意味の言葉を繰り返す誤った表現を「重複表現(重ね言葉、重言)」といいます。

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