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「反・多様性」の暴走がもたらすアメリカの危機 LGBTQの健康に関するデータなどが閲覧不能に

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1月末、DEIに反する大統領令に次々と署名したトランプ米大統領(写真:Doug Mills/The New York Times)

「Woke(=ウォーク)」。これはトランプ米大統領が敵視する言葉だ。本来は性差別や人種差別など社会的不正義への意識を持つことを指す言葉だが、近年ではリベラル派による行き過ぎたポリティカルコレクトネスを指し、白人男性が逆差別を受けているという主張に利用されてきた。トランプ氏は就任直後から数々の大統領令で「Woke」を攻撃し、ようやく確立されてきた人種やジェンダーによらない平等への動きを骨抜きにしようとしている。

「Woke」をめぐる歴史

もともと「Woke」とは、1920年代に黒人らが自分たちの苦悩に意識を向けて人権や生活を守ろうという、自己啓発を意味するものだった。60年代には、大学入学や雇用に際して特別枠を設ける「アファーマティブアクション(積極的格差是正措置)」にもつながっていく。

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