東洋経済オンラインとは
ライフ #食品の裏側&世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん

平気で「減塩食品」を買う人が知らない残念な真実 健康志向の人も盲点!「3つの落とし穴」とは?【再配信】

9分で読める
  • 安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事
2/5 PAGES

一生懸命に減塩食品を選んでいるA美さんのカゴには、下記のようなものが入っています。

・減塩梅干し
・減塩しょうゆ
・減塩食塩

これらを使えば、確かに減塩食にはなるかもしれません。しかし長年、食品加工・添加物に関わってきた私からすれば、これらの「減塩食品」にはA美さんだけでなく、多くの人が気づいていない「落とし穴」があるように思えてならないのです。

「減塩梅干し」はこう作られる

まず「減塩梅干し」。本来、昔ながらの梅干しは「梅、しそ、塩」だけで作られます。その際、通常は梅の重量の​約20%の塩を使います。

ところが現在売られている「減塩梅干し」は塩分が10%以下のものが多くなっています。A美さんの買ったものは8%ですが、もっと低い3~6%というものも売られています。

「減塩梅干し」はどう作るかというと、一度、20%の塩分で漬けて、漬けあがったものを水にさらすなどして「脱塩」するのです。

脱塩すると、どうしても梅のうま味が流出してしまうので、そこを「何か」で補いたくなります。「減塩梅干し」には「はちみつ梅」「カツオ梅」が多いのはそれが理由です。

以前はこれを「酸味料」や「甘味料」などの「添加物」で補っていましたが、今は「脱塩」の技術が向上したこと、「無添加・安全性の高いもの」が求められる背景があることから、添加物はあまり使われなくなってきています。

「無添加で減塩なら、それに越したことはないのではないか」と思われるかもしれません。しかしそこにこそ、じつは「落とし穴」があるのです。

次ページが続きます:
【「1つめの落とし穴」は?】

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象