JR渋谷駅「ハチ公改札」移転でどう変わったのか 定番の「待ち合わせスポット」最寄りの改札
田園都市線や半蔵門線とJR山手線・埼京線の乗り換えルートとして親しまれてきたハチ公改札。移転によってA8出口に面した旧改札が閉鎖されただけでなく、すぐ横にあった地下への階段もなくなったため、乗り換えの際の移動距離は延びた。
新たな改札は東西を結ぶ通路に面しているが、通路は動線の混乱を避けるため中央部を仕切って左側通行となっており、ハチ公前広場側から改札に入場する場合はいったん反対側の宮益坂口まで通り抜けてから折り返す形だ。
ラッシュ時は迂回推奨?
「JRハチ公改札は、宮益坂口への移転により入場までにお時間をいただいております。JR線お急ぎの方は南改札へお回りください」。改札移転後初の平日となる1月27日の朝、広場にはほかの改札への迂回をうながすアナウンスが響いていた。
周辺には同様に「JRハチ公改札は大変混雑しています」「南改札(西口)にお回りください」と書かれたプラカードを持ち、A8出口から出てきた乗り換え客を誘導する係員らの姿も目立つ。
もともと利用者の多い改札とあって、ハチ公前広場側から改札に入場するための列はなかなか進まない。「乗り換えルートを変えたほうがいいかもしれない」とぼやく通勤客も。田園都市線の改札からA8出口経由でハチ公改札に入場するまでの時間を実測したところ、平日夕方で約4分50秒かかった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら