このショートケーキに含まれる糖質はわずか5グラム。一般的なショートケーキと比べて糖質が80%カットできているそうです。
砂糖とでんぷんを含む小麦粉を極力減らせば、糖質はここまで減らすことができるのです。
ただ、小麦粉を「小麦たんぱく」や「大豆粉」で代用すると、食感はどうしても、ふわふわ感と口溶けの良さに欠けます。
実際に食べてみると、スポンジ部分のザラッとした粒感が舌に残り、またクリームは生クリームとは似て非なる植物性油脂から作られるもので、「人工甘味料の味」も強く、私には「残念なショートケーキ」にしか思えませんでした。
砂糖とでんぷんを減らした分「増えている」のは何か?
たぶん、糖質オフスイーツを食べている方は、「ヘルシーだから」と、「頭」で食べているのではないでしょうか。
「低糖質なのだから、味がイマイチでも仕方がない」と納得しているのでしょう。
もちろん、「おいしさよりも低糖質を優先する」というなら、それはそれで結構だと思います。
しかし「低糖質の裏側」には何があるか、「仕組み」を知ったうえで食べていただきたいと思うのです。
つまり「砂糖とでんぷんはとらない」けれど「人工甘味料や乳化剤、加工でんぷんなどの添加物はとる」わけで、それは本当に「ヘルシー」なのでしょうか。
「糖質オフ」というコンセプトはいいけれど、糖質だけを見るのではなく、総合的に考えて判断をするべきだと私は思います。
たとえば、私が考案した「安部おやつ」のひとつ「砂糖不使用! 上品みりんプリン」は砂糖を使わず、本みりんで甘味をつけました。ほんのり甘く、なんともいえない風味が魅力です。
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無理に市販の「糖質オフスイーツ」を買わなくても、自宅で簡単に作れる「糖質を減らした美味しいスイーツ」はたくさんあります。
そして、自宅で作れば「人工甘味料」などの添加物を不必要にとることもなくなります。
私たちの身体は「食べたもの」でできています。
「ちょっとした工夫と手作り」で「糖質」も「添加物」もぐんと減らせることを知り、ぜひ家庭で試してみてください。
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