デキる人ほど小学生レベルの言葉で差をつける訳 伝えたいことを届けるのに難しい言葉なんて必要ない

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

チエ:それなら、そんな大変な時代にコトバ・イズ・マネーを意識するにはどうしたらいいの? 私、語彙力ないし、今さら勉強するのも嫌なんだけど……。

メイメイ:チエさん、そこです! そこが誤解なんです!

チエさんはいま、「語彙力ない」って言いました。確かにチエさんの頭の中の語彙は少ない方です。

チエ:またこの猫は失礼な……。まあ図星ですけど……。

語彙力は誰にでも十分に備わっている

言いたいことは小5レベルの言葉でまとめる。
『言いたいことは小5レベルの言葉でまとめる。』(サンマーク出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

メイメイ:けなしているわけじゃありませんよ。

コトバ・イズ・マネーを実践するための語彙力は、チエさんに、いや誰にでも十分に備わっていると言いたかったんです。頭の中の伝えたいことをまとめて届けるのに、難しい言葉なんて必要ありません。小学生レベルの言葉で十分なんです。

チエ:小学生レベルの言葉?

メイメイ:たくさんの情報で溢れた現代だったら、なおさら小学生レベルの言葉を上手に使いこなすことが大事です。

小学生レベルの言葉には、

①早く伝わる
②簡単だから、間違いなく伝わる
③誰でも使える

こんなにいいところがあるんですよ。

チエ:つまり、シンプルで、わかりやすくて、どんな人でも使いこなせるってこと?

メイメイ:そうです。だんだんわかってきてくれていますね!

しかも、シンプルだから「頭の中の棚」もとっても整理しやすくなります。チエさんが発注したい「かわいいポスター」のヒントもここにありますよ。

チエ:でも、小学生レベルの言葉っていったってなんでもいいわけじゃないよね?

メイメイ:その通り!

ここからは、小学生レベルの言葉の使い方と基本的な考え方を見てみましょう。

POINT

言葉で溢れた現代だからこそ、簡単な言葉が力を発揮する。

手代木 聡 電通西日本コピーライター、クリエイティブディレクター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

てしろぎ そう / Sou Teshirogi

1975年東京都生まれ、広島県在住大学卒業後、Hondaの広告制作を手掛けるプロダクション「原宿サン・アド」に入社。「ローカルの方が面白い仕事ができるのでは」と電通西日本の岡山支社に、31歳のときに転職。これまでに企業や行政などさまざまな広告・商品開発・ブランディングを手掛ける。表現をすることに憧れて就いたコピーライターという仕事は、実はクライアントの課題や見えない問題を可視化し、解決するための指針を立てることが醍醐味であるということに気づき、その能力を磨くうちに競合コンペでほぼ負け知らず、クライアントからは指名され続ける唯一無二のパートナーシップを築くようになる。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事