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「#MeToo」追放セレブ、その後も続く苦難の日々 無罪となったケビン・スペイシーもマイホームを失う

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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

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複数の民事と刑事裁判すべてで無罪となったケビン・スペイシーも復帰の壁に阻まれている(写真:Backgrid UK/アフロ 2024年8月撮影)

ハリウッドはすでにアワードシーズン真っ最中。賞を狙う映画の試写案内が毎日複数送られてくる中、ある招待メールが目に留まった。

賞にからんできそうなタイトルは頭に入っているのだが、この『The Performance』という映画については、まるで聞いたことがない。何より、主演俳優が「#MeToo」騒動以来ほとんど姿を見かけないジェレミー・ピヴェンだということに驚いた。

あるプロデューサーの名前を冠した会社が製作したインディーズ映画で、監督はピヴェンの姉。原作である短編小説の映像化権は、人気のテレビドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』に出演中だった14年前にピヴェンが取得していたものだという。

訴訟にまでは至らなかったが…

ピヴェンは『アントラージュ』で見せたコミカルな演技でエミー賞を3度も受賞した、アメリカでは有名な俳優。テレビドラマ『セルフリッジ 英国百貨店』や、ガイ・リッチー監督の映画『ロックンローラ』などにも出演している。

だが、2017年10月の「#MeToo」勃発で、状況が一転。7人の女性が彼から受けた被害を告白し、当時主演していたCBSのドラマ『Wisdom of the Crowd』は放映中止に。ピヴェンはすべてについて否定しているが、訴訟まで発展したケースはなく、そのままになっている。

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