「年末年始」の気が重い"3大習慣"はそろそろ卒業 思い切ってやめればヤキモキした気分も解消
また、自分が出したのに、相手から来ないことを不満に感じるようなら、それもそろそろ、考えをあらためたいものです。手紙に白紙の便箋を1枚つけるのは、この紙を使って返信してくださいという意味もあるそうですが、返事を押しつけているようにも感じます。それと同じで、こちらの勝手で送るハガキに返信を期待するのは、"価値観の押しつけ""趣味の押しつけ"と言ってもいいでしょう。
仏教で説く布施の基本は、ギブ&テイクではなく、見返りを求めないギブ&ギブの、やりっ放しの精神です。そのほうが、ずっと気楽に過ごせます。
人生後半の目的地に向かって航路を変えるには、今までのやり方にけじめをつけて、実際に「やめる」という1つの推進力が必要です。推進力がないと、舵をいくら切っても航路は変わりません。
最後の1枚を送る際には、通常の挨拶のあとに、体力的に大変になったことなど、年賀状じまいに至った説明を加えれば、「わかる」と理解してもらいやすくなります。「何か気に障ることをしたから?」と相手が心配しないように、こちらの事情であることを伝えるのです。そして、文末は、末永いお付き合いをお願いする一文で結びましょう。
"最初だと思えば謙虚になる。最後だと思えば丁寧になる"は、私の座右の銘の1つ。人生最後の年賀状として出すなら、精一杯の心を込めて、凝りに凝った丁寧なものを書いて、有終の美を飾りたいものです。私なら、茶目っ気を入れた「あいうえお作文」を作るでしょう。
ねん入りに がんばってきた じょう上の じんせい まだまだ いきますこれからも

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
全国一律の風習から、そろそろイチ抜けた!
お中元やお歳暮の時期になると、デパートやショッピングセンター、郵便局に至るまで、日本全国、世界各国のバリエーション豊かな品々が用意されます。
お世話になっている人へ、半年のお礼の気持ちを込めて贈るのがお中元。1年間お世話になったお礼として贈るのがお歳暮。どちらも、人間関係の絆を保ち、強めるために行われる伝統的な風習です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら