「初対面の人とうまく話せない」を克服する会話術 相手と一瞬で打ち解け、良好な関係性を築くコツ

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そのためには、相手をよく観察する必要があります。つまり相手に興味をもつことが第一歩ということです。

たとえば、洋服やアクセサリー、持ち物、髪形、メイクなど「装い」に関することをキャッチするのは、比較的実践しやすいのではないでしょうか。「素敵なネクタイですね」「きれいな色のアイシャドウですね」などなど。

これらをキャッチするのは、つまり相手のセンスやこだわりをキャッチしたということなので、褒め言葉を褒め言葉として、ストレートに受け取ってもらえる可能性が高いのです。

相手に喜んでもらえる「褒めどころ」

「笑顔」を褒めるのもおすすめです。表情は内面からあふれるもの。顔は顔でも「笑顔」ならば、容姿ではなく、そんな素敵な笑顔をあふれ出させている内面を褒めることになります。老若男女を問わず、喜んでもらえるのは間違いありません。

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見た目以外だと、私は、よく「名前」を褒めます。名前は、その人の「自己の存在の証明」です。そして、名前の表記には、たいていは親御さんなど、その名前を付けてくれた人の思いが込もっています。そこをキャッチすることで、内面ごと受け入れられたかのような感覚を抱いてもらいやすいのです。

もうひとつ、私がよくキャッチするものを挙げるとしたら、「声」です。たとえば、ハキハキしている人はハキハキした声になるし、上品な人は上品な声になる。そんな感じを受けるので、素直に「ハキハキしたお声ですね、こちらまで元気になれます」「上品な笑い声、素敵です」などと伝えます。声質はもって生まれたもののひとつですが、話し声や笑い声には、その人の内面が表れる気がするのです。

あいづちの打ち方、投げかける質問や言葉など、ちょっとしたことでも初対面の人との打ち解け具合や今後の関係性は変わってきます。相手に興味をもって、観察し、それを相手に伝えるということをぜひ実践してください。

西村 僚子 MOMO Style 代表取締役

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にしむら ともこ / Tomoko Nishimura

株式会社MOMO Style 代表取締役。ドイツビジネス名誉大使。一般社団法人マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会副会長。ドイツ在住12 年目、研修講師として19年間、延べ2万人以上を指導した経験とホテルオークラで培ったおもてなしの原点をベースに、世界43カ国を訪問して身につけたグローバル・コミュニケーションと人生の質を上げる『新感覚マナー』を伝えている。現在は、人生を変える引き寄せコミュニケーション講座や、女性の自己肯定感を上げて、誰からも愛される『エレガント・グローバル・アカデミー』を主宰。『365日エレガンス習慣』というYouTube チャンネルも好評。

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