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東急が「ベトナムの工業地帯」に造る近代都市の姿 日本での「都市開発」経験がベトナムで生きる訳

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TOKYU Garden Cityには、魅力的な商業施設も次々と誕生しています。

2023年夏に開業した「SORA gardens SC」はその代表格。ビンズン新都市初のショッピングセンターで、イオンのスーパーマーケットを核に、ユニクロやコーナン、ABCマート、無印良品など、多くの日系ブランドが入居しており、連日、地域内外の住民たちでにぎわっています。2023年末にはニトリのベトナム1号店が同施設に開業したことでも話題になりました。

「SORA gardens SC」で行われたイベントの様子(画像提供:東急)

「Always NEW!」というコンセプト

年を経るごとに発展していくビンズン新都市ですが、そこには一貫して「『Always NEW!』というコンセプトが掲げられている」とBECAMEX TOKYUで副社長を務める平田周二さんは話します。

たとえば、飲食店やフードコートが立地しているHikariエリアもそのひとつ。2022年にこのエリアは拡張され、より多くの料理を楽しめるようになりましたが、それだけではありません。コンポスト(飲食店から排出される生ゴミを堆肥化する設備)やアクアポニックス(施設内の池で養殖している魚の排泄物を栄養素として植物が成長する循環型農業の仕組み)が導入されたほか、施設内の植栽を「Edible Landscape」(食べられる景観)にする計画も進められているそうです。

医療や教育といった面でも、ビンズン新都市はめざましい進化を遂げているほか、エンターテインメントも充実しています。2013年から日本のJリーグチーム「川崎フロンターレ」と提携し、毎年、親善試合や交流イベントが開催されているだけでなく、2021年には同クラブのサッカースクールが開校しました。

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【日本企業がベトナムで都市開発をする意味】

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