1日1万歩は意味がない?10歳若返る歩き方のコツ 1万人に効果検証「インターバル速歩」の実力

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――「1日30分、週4日」の確保が難しいビジネスパーソンもいると思います。そういう人は向かないのでしょうか。

会社の1駅前で降りて、インターバル速歩をやってみるのはいかがでしょうか。どうしても平日に時間を取れない人は、週末にまとめて20セットやっても構いません。週合計60分の速歩を目標にしましょう。それでも同じ効果が得られます。

インターバル速歩のイラスト図

――簡単なので、運動不足の人や運動が苦手な人に適していそうですね。

はい。運動に慣れていないと始めて2週間ぐらいはつらいですが、その後、体重が減ったり、血圧が低下したりと、変化が表れ始めるでしょう。また、中高年者に多い慢性関節痛、夜間頻尿、不眠、うつなどの症状も改善します。その結果、職場のストレスにも強くなるでしょう。

運動習慣のない若い人にもお勧めです。実際、女子大生を対象に検証してみましたが、やはり体力が向上しました。大学からは、学生に生活のリズムが生まれ、「朝食をきちんと食べるようになった」「授業中の居眠りがなくなった」といった報告も受けています。

「乳製品」をプラスすることで熱中症予防にも

――インターバル速歩の効果を上げるポイントを教えてください。

一般に運動に適した時間帯は、午後3時以降と言われています。筋肉が柔らかくなり、肉離れなどを起こしにくいからです。でも、インターバル速歩は、朝でも大丈夫。ゆっくり歩きから始めて、その間に上半身を伸ばして大股で歩けば、事故を起こすことはないでしょう。

インターバル速歩を行った後、30分以内に200ccの牛乳やヨーグルトなどの乳製品を摂取することもお勧めです。夏場は、1~2週間で発汗など体温調節機能が50%向上して熱中症になりにくくなります。冬場は、インターバル速歩による体力向上、生活習慣病の改善効果を促進します。

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